【悲報】海外就職しても語学ペラペラにはならない(理由と対策)

海外就職
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海外で働いている、というと語学がペラペラなんだ。。と思われたりしますが、いえいえ全然そんなことはありません。もちろん仕事で使う用語や言い回しは、ネイティブなみに滑らかになりますが、その他全体的な語学力はただ働いて生活しているだけではびっくりするほど伸びないのです。その理由と、じゃあどうしたらいいのという人のために対策をご紹介します。

語学ペラペラにならない理由

仕事が忙しくて勉強している暇がない

学生の仕事は勉強ですが、社会人の仕事は「仕事」です。仕事を終わらせるのがまず第一なので、知らない単語があってもすべてを調べている余裕がありません。よほど意味が分からないと先に進めない場合であれば調べますが、何となくで分かるものやちゃんと分かっていなくても支障が無いものはそのまま調べることなくスルーします。

もちろん後で調べようとどこかにメモる場合もありますが、たいていそのまま忘れてしまうか、メモったものを後から見直して意味を調べてみても、何でその単語が出てきたのかその状況を忘れてしまい、折角調べても身に付きません。

やはりその言葉が出てきたときにすぐに調べられ、生きた単語の使い方を覚えられるほうが圧倒的に覚えが良いです。その点社会人は新しい単語の吸収に関して不利になります。

コンフォートゾーンから出ない

会社で働いていると、良くも悪くもやっている仕事は大体いつも変化のないルーティンワークになります。よほど色々なことを任せられて新しい分野を必然的に勉強する環境にない限りいつもの良く使う単語やフレーズを使っていれば生きていけます

学生のように学期ごと、または数週間で全く新しいテーマに取り組むこともありません。

生活していて外国語での会話が苦手なら、仕事以外で人に話しかけなくてもいいですし、読むのが苦手なら日本語で情報を入手するようにすればいいだけです。

つまり社会人になると苦手なことを無理してやらなくていいのです。その点学生はやれプレゼンだレポートだ単語テストだ、と嫌でも強制的にやらされることが多いですよね。

しかし新しいことへの挑戦という「変化」や無理をする必要もなく、かつ苦手なこともしなくていいこのとても居心地のいい環境でぬくぬくしていると、残念ながら何も成長しません。

まず変化がないとボキャブラリの幅が広がりません。仕事で使う以外の語彙、例えば家の中の物の名前や、人に関する形容詞、動作に関する単語などといったオフィスではあまり使わないけど基本的な動詞だったりなどの日常会話で使われる語彙が増えないのです。そして苦手、と言って例えば話しかけることも読むことからも逃げていると、いつまでたっても上達しないのです。

苦手なのは慣れていないことも原因であるのに、慣れることすらもありません。

結局日本語に囲まれがち

やっぱり何だかんだいって日本語が一番落ち着くんです。読むスピード早いし理解も日本語だとスッと入ってくるし、気づいたら日本語のニュース見て、YouTube見て、検索も全て日本語の結果ばかりで、ふと自分はどこにいるんだと思うこともあります。

また仕事上も日本人の上司・同僚がいるのでコミュニケーションが日本語になったりして、下手すると一日の8割が日本語で埋まっていたということもあります。こうなると、外国にいても日本にいるのと変わらない状況になります

対策

読書をしたり映画を見る

外国語に触れる時間を増やし、語彙力を伸ばすため、まずは意識的にインプットを増やすようにしましょう。ベタですが読書や映画を見るのがおススメです。

読書はゆっくり自分のペースで読めるので、分からない単語をいくらでも調べていいですし、また比較的バラエティのある単語に出会えるので、読書を少しでも続けると語彙力が広がるのを感じます

映画はより日常的な言い回し・挨拶やそれらの言い方などを音から覚えられるので実生活にすぐに取り入れやすいという点でおススメです。Netflixの場合字幕をいくつかの言語から選べるので、まず外国語で見て、意味が分からないフレーズが出てきた場合はそもそも字幕を日本語版にして見直してみることもしています。特にスラングなど、絶対に辞書で見つからなさそうな単語はこの方法ですぐに解決できるので便利です。

読書は知性度は高いものの少し文語的で日常的には使いづらい単語がでてきたりするので、読書でアカデミックな語彙などを伸ばしつつ、映画でよりラフな表現などを学んで使っていくのが最強な二本立ての勉強法だと思っています。

同僚に話しかけてみる

外国人は挨拶とともに「週末はどうだった?」「最近どう?」というように簡単な会話をするのが一般的です。そのため、同僚に挨拶をした際に一緒に相手の最近について尋ねてみましょう。おしゃべりな人が多いので、溢れんばかりの情報量とともに教えてくれるはずです。そこで聞き取れなかったり、分からない単語があったら「??」と気にせず聞いてしまいましょう。

時が経つと、あんなに外国語で話すのがおっくうだったのに、「今朝あったあれを話したい・・!」となる日がきます。伝えたいことがあるときは好奇心のアンテナが張っているので、どんどん話して伝えたい単語を調べて・聞いて、使いながら覚えていきましょう。

まとめ

仕事で忙しいのは仕方がないですが、そこで慢心せず、自ら学んでいく姿勢が大切です。本や映画を見ることは今日からできるのでぜひ実践してみてください。

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