メキシコで暮らされている方はご存知でしたでしょうか?外国人が国内で引越しをした場合、3ヶ月以内に移民局に住所変更の届け出をしなければならないのです。しかもそれを忘れて3ヶ月を過ぎてしまうと最悪罰金が科せられることも、、
実は私もそれを知らず、これまで2年間メキシコに住んでいて2回引越しをしてきましたが、そのルールを知らず今回初めて届け出を出してきたので、同じ状況にならないように届け出に必要な物などについてご紹介します。
届け出をしていなくても調査に入られなければ罰金にはならない
まずお伝えしたいのは、3ヶ月を過ぎていてもすぐに罰金とはなりません。移民局には、最初にメキシコに来た際に登録した、メキシコでの「自分の住所」が登録されているかと思いますが、そこに移民局から調査が入り、実際に住んでいないと発覚した際には罰金が取られます。
よくある例が、とりあえず会社の住所で最初は登録されていて、そこに調査が入って「住んでいないじゃないか」と言われ罰金を支払わされるケースです。そして私も例に漏れず、働いているオフィスが自分の住所として登録されておりましたが、幸いなことにこの2年間そのままの登録でしたが、調査に入られることは無く罰金を払わされることもありませんでした。
とはいえこれは「だから届け出はしなくて良い」ということではありませんので、引越しをされた際は必ず移民局に住所変更の届け出をするようにしましょう。メキシコに外国人として生活するためのルールとしても定められています。(2012年11月のlos lineamientos para trámites y procedimientos migratorios. Artículo 56. 移民局HPより)
というか私の場合は、引越し以前に、そもそも仕事が決まって働き始めて、家の住所が定まったら届け出に行くべきでしたね。
住所変更届けに必要なもの
- 移民局HPでウェブ申請、その申請書のコピー
- 申請の手紙(Carta)
- パスポートとそのコピー
- 在留カードとそのコピー
申請に必要なものは、これだけです。また申請費用も無料なので、とても簡単です。これらを準備したら、一番近くの移民局に行って書類を提出したら手続きを行ってもらえます。
私はウェブ申請・申請の手紙は会社のメキシコ人スタッフに代わりにやってもらえましたが、それぞれの用意について次で細かくご紹介します。
移民局HPでのウェブ申請
まず移民局のHP上で住所変更届けのウェブ申請をする必要があります。
こちらのリンクの赤枠のところから申請ができます。
記入ページに入ったら、一番上の「申請の種類(Tipo de trámite)」で
- 「Notificar cambios (residentes temporales y permanentes)」
- 「Notificación de cambio de domicilio」
を選びます。
その後は名前・生年月日や新住所を記入する欄が続きますので埋めていきます。なお証明書としては私の場合はパスポートを選択し、パスポートの情報を記入しました。
全て完了したらGuardarを押し、移民局へ持っていくために印刷しておきます。
申請の手紙
手紙、と訳して正解かわかりませんが、Carta(手紙)を書く必要があります。
この手紙の中には、今現在移民局に登録されている自身の住所と、新しい住所を書く必要があります。
また、文の最初には「bajo protesta de decir verdad」と宣言しなければならないようです。「虚偽の申告をせず、正しい情報です」というような意味だと思います。
下記に実際に私が提出した手紙を例として載せておきます。これも作成したら、移民局に提出するために印刷しておきます。
移民局にて申請
実際にこれらの書類を持って、移民局へ行きますが、移民局ですることはほぼ何もありません。書類を提出した後、それぞれの書類に署名や日付、メールアドレスの記入などを求められ、それが終わったら申請終了です。
ちょっとしたら、記入したメールアドレス宛に、申請を受け付けた旨のメールがきますので、そこから申請後の状況が確認できます。
まとめ
こうして見てみると、住所変更の届け出ってとても簡単ですね。実際に移民局まで行かなければいけない、また移民局が平日のお昼までしか開いていないというのがこの手続きでいちばん厄介な点かもしれません。
引越しをされた際は、忘れずに手続きを済ましてしまいましょう!
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