メキシコ・イラプアトで運転免許証をとる方法【グアナファトは試験いらず】

情報は全部スペイン語だし、結局何が必要なの？という疑問を持つ方に、私が実際に行ったメキシコでの運転免許証の取り方をご紹介します。

なお、こちらはグアナファト州イラプアト市の例になりますので、別の地域の方にも当てはまるとは限りませんのでご了承ください。

【注意】日本の免許証は使えない

メキシコはジュネーブ条約締約国ではないので、日本の免許証を持っていても、メキシコでは有効な免許証として使えません。

メキシコで免許証が必要な場合は、新たに取る必要があるのでご注意ください。

グアナファト州は日本の免許証を持っていれば、試験免除！

近年、日本企業の進出にともなってグアナファト州に日本人が増加している関係で、日本の免許証を持っている人はグアナファト州では運転免許証をとるための筆記・実地試験が免除となっています！

通常は交通ルールに関する筆記・実地試験があるのですが、もちろんそれらはスペイン語で行われるので、それを免除できるこの制度はかなり大きいです・・！

ただそのためには、日本の免許証を翻訳したものが必要になるので、下記の必要書類をチェックしてください。

申請に必要な書類

申請に必要な書類は以上になります。

日本の免許証の翻訳（自動車運転免許抜粋証明）

日本の免許証の翻訳は、レオンの総領事館で入手できます。正確には自動車運転免許抜粋証明という名前です。

この取得のために必要な書類はレオン総領事館のHPを見ると下記の通りで、申請料は370ペソがかかります。（2020年4月〜2021年3月）

事前にメールで必要書類を送っておくと、事前に書類を作成しておいてもらえて、当日総領事館に行った際にはスムーズに受け取るだけ、という対応もしてもらえます。ぜひ領事館にご相談を！

健康診断書

健康診断書には、血液型・視力（眼鏡使用の有無についての記載）・運転に支障がないことの３つが記載されていることが必要です。

この診断書は赤十字病院、 ISSSTE、 IMSS、または一般の病院、医療センターなどで出してもらえます。

私はイラプアトの赤十字病院に行きました。

あまり治安が良くはない場所にあるので、朝一番に行って、あまり滞在しなくてすむようにしました。予約などはしませんでしたが、朝一番に行って3名ほどが既に待っていました。

受付で「Certificado medico para licencia de conducir」と伝え、免許証のために証明書が必要だと伝えると、医者の方にもそう伝わって体重・身長測定、採血などをしてもらえました。時間としては、自分の番が来るまで30分〜1時間ほど待ったと思います。

イラプアトの市役所へ申請

私は平日にこちらのイラプアトの市役所へ申請へ行きました。

イラプアト市内は他にCibelesのモール内にもオフィスがあるようなので、そちらで申請しに行くことも可能です。

市役所に行く際は、とにかく早く行くことが重要です。というのも、ものすごく待つことになるからです。

私が行った際は8時には行きましたが、すでに並んでいて、開所となった瞬間に並んでいる人が我先にと窓口めがけて走りこんでいく、という感じでした。

結局私も8時に着いて待っていましたが、待つこと4時間、私の番になったのは13時を過ぎてからでした。あまりにも長すぎて、自分の順番を飛ばされているのかと何度思ったことか。

とにかく待つので、できるだけ早く行くことをお勧めします。

ちなみに、建物の外で並ぶ行列が2つあったのですが、私の時は免許証の対応は2階でしたので、2階組の列に並べるといいかと思います。

自分の順番になったら、そこで視力検査と、免許証用の写真を撮られます。なので、眼鏡を使用されている方は必ず眼鏡をお持ちください！（私は眼鏡を忘れたおかげで一旦家に取りに帰りました。）

晴れて免許取得

日本の運転学校を経ての免許取得と違って、メキシコでの運転免許証の取得はペーパーワーク、ということが多いです。

グアナファトでは特に、日本の免許証を持っていれば本当に書類だけで免許証が取得できるので、とても簡単です。

役所でつい先ほど撮った写真がついた免許証を、その場でもらえますので、晴れてメキシコの免許証の持ち主です！

まとめ

免許証含め、様々なルールが州ごとによって違うという点がありますが、グアナファト州については、日本の免許証があれば免許証取得のための試験が免除になりますので大変便利です。

私は全然運転をしていないペーパードライバーですが、そのような方でも、パスポートに代わる身分証明書として便利ですので、ぜひ参考にして取得をしてみてください。