メキシコはフルーツ天国で、市場やスーパーにいくと山盛りで様々なフルーツが売っています。
何より嬉しいのが日本とは違って値段が破格なこと!マンゴーが1kg(中サイズ約3〜4個)で20〜40ペソ(約100円〜200円)くらいなので、毎日フルーツを食べてもお財布に優しいです。
とはいえ日本では見たこともないフルーツもたくさんあって、食べ方や選び方もわからないとなかなか知らないものを買うのは勇気がいります。
メキシコのいろいろなフルーツをまとめてみました!
こんなのフルーツがあるんだ。。と眺めるだけでも楽しいです。
食べ頃のものの選び方や食べ方も載せているので、ぜひ参考にして買ってみてください。
Tuna(トゥナ)
これはうちわサボテンというサボテンの実です。サボテンに身があるの?というのも驚きですし、それを食べるのも驚きです。
中身はスイカのようにジューシーで水分がかなり含まれているので、メキシコの暑い時期には水分補給にぴったりです。味は、少し甘味がある水分といった感じです。
ただ種が多く、それが硬いので、食べる時は前歯で噛んだりしないよう注意が必要です。種自体は食べても苦くはないです。
皮の部分に小さなトゲがあることがあるので、触る時は気をつけてください。
上下を切り落として、一枚で皮を剥ぐと簡単に剥けます 黒っぽい粒々は全て種です
- 旬:7〜8月頃
- 選び方:ぶよぶよしていなくて、全体的に色が濃く均一なもの
- 食べ方:皮を剥いてそのまま、またはサラダに入れたり、ミキサーにかけてジュースにするなど
Guayaba(グアヤバ)
日本ではグアバとも呼ばれるグアヤバは、小さいピンポン球サイズのフルーツです。熟すと、甘酸っぱいとてもいい香りがします。
中身はねっとりしていて、少しだけ酸味もあります。
白っぽい小さい種がたくさん入っていてこの種が硬いので、歯を痛めないように注意です。種は苦味がないので一緒に食べられます。
- 旬:8月〜2月頃
- 選び方:黄色味があって、少し柔らかいもの。香りが強いもの
- 食べ方:消毒して皮ごと。ミキサーにかけてジュースに。
Chirimoya(チリモヤ)
チリモヤはペルー原産のフルーツで、ちょうど片手に収まるくらいの大きさがあります。
外側は鱗状の模様が特徴的な緑色をしていますが、中身は白く、クリーミーな食感です。バナナ・パイナップル・イチゴを一緒にしたような不思議な味がします。
とても柔らかいので、スプーンでスッとすくえます。森のアイスクリームとも呼ばれるそうで、冷やしてアイスみたいに食べるのもありです。
- 旬:9月〜1月頃
- 選び方:緑色のものを買って、数日家で追熟させる。外側が黒っぽくなって、指で押して柔らかければ食べ頃。
- 食べ方:半分に切ってスプーンですくって。冷やしてアイスのようにしても。
- 保存方法:寒さに弱いので、常温で保存。理想は10度前後の環境。
Maracuya(マラクジャ)
マラクジャはゴルフボールより少し大きいサイズの黄色いフルーツです。
中は、みずみずしいゼリー状の果肉がついた種がつまっていて、それをスプーンですくって食べます。
ザ・パッションフルーツといった感じで、甘酸っぱい味・香りがします。
そのまま食べると結構酸っぱいので、ミキサーにかけてジュースとして飲むことも多いです。
- 旬:10月〜4月頃
- 選び方:皮にシワができているもの。黄色味が強く、香りが強いもの。
- 食べ方:半分に切ってスプーンですくって。ミキサーにかけてジュースにしても。
Pitahaya(ピタヤ)
ピタヤは別名ドラゴンフルーツとも呼ばれ、その由来となった鱗状の見た目が特徴的な色鮮やかなフルーツです。なんとサボテン科で、Tunaのようにサボテンの実なんです。
ゼリーのような少しぷるぷるとした見た目ですが、シャキッとした食感もあり、90%が水分なのでとてもみずみずしいです。また黒い種は、キウイの種のように、噛むとプチッと弾けます。半分でも、水分量のせいか食べた後はしばらくお腹が空きません。
味はほぼせず、たまに甘い風味がします。果肉が赤いものはもっと甘味があるそうです。
メキシコでもユカタン半島などで栽培されているそうですが、あまり流通はしておらず、普通のスーパーや市場ではあまり見かけることはありません。値段も1kg500円程度、この半分にカットされたもので約130円と、メキシコのフルーツの相場からすると高めです。
ちなみに似たものでPitayaというものがあるらしく、違う種類のサボテンにから採れますが、中身の見た目はほぼ同じで、こちらの方がオアハカやハリスコなどでも作られていて、もう少しポピュラーみたいです。
- 旬:6月〜7月頃
- 選び方:大きく、重みのあるもの。収穫後は追熟しないので、鮮度がいいもの。
- 食べ方:半分に切ってスプーンで、またはカットして。ミキサーにかけてスムージにしても。
Yaca(ヤカ)
この巨大な、ドリアンみたいな見た目のフルーツは「ヤカ」といって、英語ではジャックフルーツと呼ばれます。大きいものでは長さ50cm〜70cm、40〜50kgにも達することがあり、世界最大の果実だそう。
本当に巨大すぎてこれをこのまま買うのは相当勇気が入りますが、ありがたいことにスーパーによっては、すでにカットした状態のものが売られています。
中の種の周りの黄色い部分を食べます。少しシャキッとした食感と、ねっとりした部分があり、甘い、かなり強い匂いがします。強すぎてむしろ人工的な感じがするので、苦手な人は苦手かもしれません。
まだ熟していない若いヤカは、調理すると豚肉・鶏肉のような食感がするということで、肉の代用品として水煮や乾燥のものが売られているそうです。
- 旬:2月〜11月頃
- 選び方:外側に黒っぽい斑点がでてきたもの。既にカットされているものは、痛んでいないもの。
- 食べ方:そのまま、または牛乳・水やバナナなどの果物、野菜と一緒にミキサーにかけスムージーにしても。
まとめ
メキシコに来て、初めて目にしたフルーツをまとめてみました。
実際はまだまだあって、私も体験したことがないものもたくさんあるので、これからも新しいものに挑戦してこの図鑑をアップデートしていきます。
コメント