はるばる1万キロ離れた、地球のほぼ裏側にあるメキシコと日本。。
メキシコから見たら、遠く離れたアジアや日本の文化は相当興味深いものだと思いますが、同じく、日本人からしてもメキシコの文化、食べ物は不思議なものばかり。
今日はその中でも私が特にぎょっとした食べ物を3つご紹介します。
メキシコのエキゾチックな食べ物3選
とうもろこしに生える黒いカビ「ウイトラコチェ」
メキシコは本当にトルティーヤからとうもろこしの飲み物まで、「(メキシコ人は)トウモロコシの子供(Hijo de Maiz)」という言葉があるほど、とうもろこしが食文化の根底を支えています。
そんなとうもろこしについた黒カビがウイトラコチェ(Huitlacoche)です。
なんでそれ食べようと思ったのか。いくら大好きなとうもろこしとはいえ、カビだよ?しかも黒い!!
しかも別名黒穂病とよばれ、とうもろこしだけでなく稲にも発生することがあるそう。完全に植物の「病気」です。
食べ方としては、ポピュラーなのはオムレツに入れたり、トルティーヤにのせたり。
味は少し苦みがあって独特の風味。。でもわたしが食べたときはそこまで味はしませんでした。実はこれでもメキシコのトリュフなんて呼ばれているほどの珍味だそうですよ・・!
カビというとかなり聞こえが悪いですが、きのこ、と説明されているのも見かけます。きのこと言われるだけで、嫌悪感から一転、食べられる気がしてきますね。
バッタ「チャプリネス」
日本でもいなごなど昆虫を食べる地域がありますが、メキシコにもありました、昆虫食の文化。メキシコは日本より昆虫を食べる文化が一般的に浸透していると思います。
チャプリネスは焼くか揚げたバッタで、塩やチリで味付けされています。口当たりは軽く、中身もあまりつまっていない感じなのでやわらかい食感。まさにおつまみとしてメキシコ人はパクパクと食べています。
メキシコシティでよく売られていて、街中にはチャプリネスが山盛りに積んだカゴがそこかしの屋台で並んでいて、それをスコップですくって袋に入れてくれます。
わたしも1匹食べましたが、見た目からどうしても生理的に体が拒否してしまい、口に入れるのすらイヤイヤ状態。なんとか咀嚼はしましたが、味がどうのというより、虫のイメージがどうしても浮かんでしまいとてももう食べたくはありません。
食べなれた人に言わせると、バッタの脚がたまに歯に挟まるのがうっとうしいそうです。
アリの卵「エスカモーレ」
こちらも昆虫食から。
ツヤハダアリという種類のアリの卵で、バターで炒めたりオムレツにいれたりして食べます。
食べるとプチっとした食感で、味はあまり特徴はないか、バターみたいな味がするという人もいるみたいです。
アリの巣を破壊しないように、またアリから攻撃されないように卵を取るのが難しいらしく、貴重な食材として砂漠のキャビアなんて呼ばれているそうです。
私も、写真のものを少し高級なレストランで初めて食べました。アリの卵のタコスです。卵自体の味はそこまでせず、味付けとしてのバターの風味が強かったのが印象に残っています。
こちらもバッタを食べた時と同様に、「アリの卵を食べている」という事実がどうしても馴染めず、一回食べたらもう大丈夫という気分でした。
異文化の味、気持ち悪がずに挑戦してみよう!
初めて見る食べ物って、挑戦するのに勇気がいりますよね。
特に虫などのゲテモノよりの物だと、食べようと思う前に「なんでそんなものを…」と引いてしまうかもしれません。
ですが、その国の「文化」ですので、ぜひ否定ではなく、興味を持って機会があったら食べてみてください!
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