メキシコ人の友達とWhatsAppでやりとりをするようになると、ネットスラングを見る機会も増えてきます。
初めて見ると、省略されすぎてて何を言っているのかさっぱり分からないことありますよ。聞くのもなんか違うなと思って、私は何となくわかったフリでやり過ごしていました。
これを見ておけば基本的なネットスラングは分かるようになります!
xfa, xfis
私が今まで見てきたネットスラングの中でピカイチで分からなかったもの。
これはPor favorの意味で、Por favor → Por fa → xfa となっています。
xfisも同様にPor favorの意味で、fisはfavorを少し可愛く言ったイメージです。
なぜ「Por」が「x」になるのか、それはスペイン語での掛け算の読み方から来ています。
例えば 2 x 2 はスペイン語ではドス ポル ドス(dos por dos)と読むのですが、掛け算の記号「x」の部分の読みがポル (Por) となります。そこから、ポル (Por) =x となってPor favor が x favorとなるのです。
他にも、x que? → por que?(なぜ?)や xa que? → para que?(何のために?)などもあります。
xfa, xfisはかなりラフな若者言葉で、主に10代〜20代の若い女の子が使っているイメージがあります。仲のいい友達にはいいですが、仕事などのメールで使うのは適していないので気をつけましょう。
例)Vamos x tacos, xfa!
q
q はqué(何)の略です。q? と書けばqué?(何?)という意味になります。
先ほどの x と合わせると、
xq? = Por qué?(なんで?)や xa q? = Para qué?(何のために?)などさらに省略した書き方ができます!
日本の若者言葉で、「了解」を「りょ」とか「り」と省略しているのと同じ感覚ですね。
例)xq no te vienes?(なんで来ないの?)
npn, ntp
npnは「No pasa nada(大丈夫)」というフレーズの、頭文字をとったものです。
またntpも同様に、「大丈夫・心配しないで」という意味の「No te preocupes」というフレーズの頭文字をとった略語です。
相手から「遅れそう!」などと言われた時に、「気にしないで〜」という気持ちをラフに伝えられるのでとても便利です。
例)友達のメッセージに
-Perdón! Ahorita llego!(ごめん!今行く!)
– Ntp. Te espero.(大丈夫だよ、待ってるよ)
tqm, tam
tqm は愛のメッセージの定番、「Te quiero mucho(あなたのことが大好き)」という意味です。
カップル間で使うのはもちろん、女性は友達同士で「tqm amiga」など気軽に「好きだよ」と伝えるのに使うことがあります。
またtam は「Te amo mucho(あなたのことを愛しています)」という意味です。これは日本語でも分かるとおりただ単に好きと伝えるより重い意味があるので、tamは友達同士では使わず、カップルや夫婦間で使われます。
例)彼氏からのメッセージで
Feliz cumpleaños mi amor, tam! (お誕生日おめでとう!愛してる!)
amig@
一瞬、@の部分で「ん?」と思っても、なんとなく想像がつくのではないかと思います。
これは友達という意味の「amigo/amiga」で、@がa ともo とも読めるのがポイントです。
スペイン語には女性名詞と男性名詞があって、一般的にはaで終わると女性名詞、oは男性名詞になります。
ただ、男女の差を問わずひっくるめて「友達」としたいときに、いちいちamigo/amigaと両方書くのも長ったらしいです。
そこで@を使って、一度に男性・女性両方の意味を持てるのでとても便利なのです。
これは「友達」のamigo/amiga だけでなく novi@(恋人)、vecin@(隣人)、niñ@(子供)など幅広い単語で使えます。
例) レストランの広告などで
Invita a tu novi@, amig@, vecin@ y saldras content@s
(恋人・友達・近所の人を招待して、満足して帰るでしょう)
まとめ
最初は「何これ?なんて読むの?」から始まって、だんだん見慣れてくると自分でも使えるようになる、スラング。
使えるようになると、ネイティブみたいなこなれた感じが出てきます。ぜひ友達に使って、ネイティブ度をあげていきましょう。
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